2018/04/10 数学が苦手な人に捧ぐ
こんにちは。グローアップ塾長の新家(シンヤ)です。前回更新から約一週間。更新ペースとしては一週間以内を目安に頑張りたいと思います!
さて、タイトルからお察しの通り今日は数学についての話です。
まず、私は(当然と言えば当然ですが)数学が得意です。
しかし最初からずーっと得意だったわけでもありません。
高校生のある時に「ある事」に気が付いたてから本格的に得意になりました。
数学が苦手な人は、まず数学の勉強方法から間違えている可能性が高いです。
特に陥りがちな失敗が「公式の暗記」の方法です。
よく「公式を丸暗記するな」と言われがちですが、公式を丸暗記すること自体は悪いことではありません。というより丸暗記できるのであれば丸暗記した方が絶対に良いです。
問題は覚える際に「式だけしか覚えない」ということです。
簡単な例を出すと、中学2年生頃に「y=ax+b」という式が出てきますね?
ここでこの「y=ax+b」という式だけを覚えていると、それはもはや暗号になってしまうわけです。だからこの公式を「どういう問題で使うべきか」が分からないままになってしまいます。
ではどのように覚えておくべきかというと、極端な例ですが、私であればこうします。
①「y=ax+b」は直線の式を表す。
②aはその直線の傾き
③bはその直線の切片
④xとyにはその直線上の点の座標を代入する。
気付いた方もいるかもしれませんが、結局のところ式の中に出てくる「文字」には何が入るのかを正しく覚えればいいのです。
ですから、私はy=ax+bと教えるだけでなく
(y座標) = (傾き) × (x座標) + (切片)
と公式を日本語に置き換えて覚えさせるようにします。
もちろん、「傾き」という言葉や「切片」という言葉の意味も正しく覚えておきましょう。
中学生には少し難しいですが、高校生くらいには次の応用も考えましょう。
次のステップは「式の見方」です。
同じように「y=ax+b」で考えてみると、これは「方程式」です。
「方程式」というのは「解く」ためのものです。
「解く」というのは「現時点で分かっていない何か(数学では文字のこと)を求めること」です。
すなわちこの式は「a,b,x,yのいずれかを求めるために使うことができる式」と考えることもできます。つまり、「傾きや点の座標を求めたければこの式を使おう」という発想に自然と至るわけです。
こうして式の使いどころが見えてくるようになります。
もちろん他にも数学を学ぶ上での「コツ」はありますが、種類も多く内容も簡単なものから難しいものもありますし、何より文章だけでは理解が難しいと思うので、是非一度体験授業にでも来てみて下さい。